10月は「しゃがむ」「起き上がる」という動きを入れたトレーニングを行いました。
昔に比べると、生活様式の変化や遊び方にも変化が出てきて、「しゃがむ」という動作の経験が減ってきていると言われています。
成長段階である幼稚園や小学生の子供たちはまだまだ成長段階であるため、足首、膝、股関節といった関節の可動域は、骨化や靭帯の強度が未発達なため大人に比べると比較的に広く、柔らかいものなのですが、バーを使ってしゃがんで起き上がって…という動きをしてみると、膝を地面に着かないとしゃがめない子や、手を使っても上半身を屈折出来ない子がたくさんいました。
「しゃがむ」という動作は、「膝」「股関節」「足首」がスムーズに連動する必要があり、これを「関節間協調性」といい、身体を一部ずつではなく、全体としてどう使えるか…という能力になります。
「しゃがむ」という動作を、トレーニングで回数を多くして身体を使っていくのも大事ですが、日常の中からどれだけ多く使っていけるかというのも大事になってきます。
ストレッチで柔らかく出来ていても、実際に運動をする時の柔軟性というのはまた少し違うもので、動きというのは上記に書いた通り、「全体としてどう使えるか」が重要になってきます。
そのため、幼稚園や小学生のこの時期にどれだけ日常から色んな動きが出来ているかということや、どれだけ色んな動きをしているか、どれだけ色んな運動や遊びをしているかというのはとても大切です。
身体を動かせる、身体を上手く使えるというのは、身体の連携力、バランス力、そして怪我の予防にも繋がります。
これから少しずつ寒くなってきて外で遊んだり動かなくなってしまいがちですが、少しでも身体を動かしていくようにしましょう♪
※アジリティスクールの様子はInstagramから♪
