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「見えるもの」と「見えないもの」

先日、練習会場の確保のために出ていたら、10年ぶりにお会いした方がいました。

2015年の6月頃、あの日のお話と恩は忘れません。

まだ「パシエンシア姫路FC」がなく、「KOH.soccer school」というスクールをやっていた時のこと。

ちょっとした繋がりがありその方とお会いすることが出来たのですが、その方もサッカーがとても好きな方で、初対面でしたがとても話が合いました。

「話が合った」というのは、好きなサッカー選手がどうとか、あのチームがどうとかではなく、今の環境や状況についての考えや思いについてのことです。

なんでスクールを始めたのか。なんでスクールをしなければいけないと思ったのか。

そういった思いの部分で、その方もとても共感していただいたことがありました。

その方もいつか好きなサッカーでやりたいことがあって、大きな会社を動かしていたくらいすごい方で、仕事もしながらそのために少しずつ準備を進めていたのですが、お身体の調子が悪くなってしまいそれが難しくなってしまいました(その後もお会いすることが出来ませんでした)

色々とお話ししている中で話が進み、「私のやりたかったことは出来なくなりそうやから、代わりにお前のやりたいことを応援したい」と言って下さいました。

その方がやりたいことのために進めていた資金を、当時のKOH.soccer schoolに寄付して下さったんです。

もちろんお断りしたのですが、同じような思いを持ったやつの力になれるならとご協力いただけることとなりました。

応援していただけることって本当に嬉しいことですが、同時に責任もあります。

10年前の自分にとっては、「頑張らないと」って強く思う大きなきっかけになりましたし、当時の記憶もしっかりと覚えています。

それだけ自分にとっては大事な瞬間だったんだと。

先日久しぶりにお会いした時に色々とお話をさせていただいたのですが、10年も前の話をたくさん覚えていて下さったのがすごく嬉しくて。

自分もスクールやジュニアユースの選手たちの力になれるようにまた頑張らないとと改めて心に誓った出来事でした。

お身体も少しずつ良くなってきてるみたいなので、また会いに行きたいと思います。

「見えないもの」ってたくさんあります。

「見えてるけど見えてないもの」もたくさんあります。

今回のように、応援して下さっている方がたくさんいるということ、色んな思いが積み重なっているということ、見えないところで誰かや何かのために時間や労力をかけて動いてくれていることがたくさん溢れています。

パシエンシアにも、そういった見えない力がたくさん働いています。

支えられて今が在ります。

「見えないもの」「見えない力」をしっかり表現に変えて伝えていきたいと改めて感じました。

パシエンシアを支えてくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。

さぁ、頑張っていきましょう!!!